わたしが「TVのいうことは大げさだったり偏っていることが多い!」
といったら、母は話半分にして聞いておきなさい。と言っていました
がそういう母さえ、時々TVのいう事を鵜呑みにした受け売りみたいな
ことを言ったりしています。
半分の真実は、偽りよりもこわい。by フォイヒテルスレーベン
(オーストリアの詩人)
TVをつけると、原子力や放射線の専門家でもない学者やコメンテーター
が出演していてしたり顔で放射線の危険を煽っています。
その上「原子力専門家の言う事は信用ならない!」なんて街かどでの
インタビューの声を(意図的に?)放送してしまう始末。
専門家の話が信用出来ないのにどうして専門外の人の言う事が信用できるの
か理解に苦しみます。
よくT氏というC大学の教授がTVに登場しています(この人の経歴から
専門外のはずです)が、事故のおきる2年前はこんな事を書いていました。
『どうしてこんなに放射線が安全かというと,もともとは危険なので,防御機構が発達するからであり,なぜ防御機構が発達しているかというと太陽が原子炉で,そこから有害な放射線が降ってきた時代に,生物は頑丈な防御を作ったからである.
(中略)
放射線と人体の関係を研究している人の多くが「放射線を少し浴びた方が発癌性が低い」と考えている。でも,決して口に出さない.口に出すと袋だたきにあうからだが,民主主義だから専門家はおそれずに「本当の事」を言うべきだ.』
(平成21年5月5日 執筆)
(記事全文)いみじくも少量の放射線の安全性を口に出すとTVに出られなくなる
ことを(多分本当のことでしょう!)言っちゃってますね。。。
その後、今年の5月にはほとんど真逆の事を書いちゃっています。
『文科省が1年20ミリを決め、それからいい加減な計算をして1時間に3.8マイクロシーベルトという基準を決めましたが、これに対して「安全かどうか不安」という声がありますが、当然です.
もともと、1時間3.8マイクロシーベルトが安全などというデータも学問的知見も全くないのです.
強いて言えば、「1時間3.8マイクロシーベルトが危険であるとも安全であるというデータもない」ということです。』
(平成23年5月20日 午前8時30分 執筆)
(記事全文)この先生の言う事を鵜呑みにして、放射線量の少ない東京でいたずらに
恐がっている信者もいます。
またTVが放射線の危険を煽りすぎているためにX線やCTスキャンを
拒否する人まで出て来ているそうです。
風評被害がよくないといいながらそれを助長しているのはほかならない
TVなどのマスゴミだと思います。
このことは被曝の危険のある地域に住んでいて、避難を余儀なく
されている人たちのことを考えているとはとうてい思えないのです。
被曝を一番心配しなければいけないのが「おんなこども」だから?
という差別意識が奥に見え隠れしていやな気分になります。
その一方で、自らも被爆二世で放射線疫学の専門家のである長崎大学の
某教授は、次のようなことを書いています。
『人体にも通常、放射性カリウムなど1000ベクレル〜5000ベクレルの放射性物質があります。またラドン温泉などに行けば、当然ラドンを吸い込みます。これらの放射性物質は量が少なければ(10〜500μSv)比較的短い間では問題ありません。
今回ほうれん草や牛乳から規定値を超えるヨウ素131やセシウムが検出されていますが、1回や2回食べても問題ありません。またヨウ素131は半減期が8日と短くすぐに影響が落ちていきます。
放射線を被ばくをして一般の人が恐れるのは将来がんになるかもしれないということです。そこで、もし仮に100人の人が一度に100msvを浴びると、がんになる人が一生涯のうちに一人か二人増えます(日本人の3人に一人はがんで亡くなります)。ですから、現状ではがんになる人が目に見えて増えるというようなことはあり得ません。』
(記事全文)この教授は、御用学者と非難されてT氏の言ったように袋だたきに
あっているようです↓
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1037無責任に「数年後に放射線による健康被害やがんが多発するでしょう!」
などと(地獄に堕ちるよ!と脅すような)へたな占い師みたいなことを
何の見識もないのに言っている人たちもいます。
反原発やサヨクの人たちは、自分たちは被曝の心配のない所に住んでい
ながら、誰かに放射線の被害が出て病気になったり亡くなることを望ん
でいるような気がしてならないのです。
人々が貧困や病気で苦しんでいるときに「終末論」を説いて不安を
あおって宗教を布教するときとなんだか似ているような気がします。
もしそうならば少量の放射線よりずっと恐ろしい気がします。
政府•東電を
「悪」として反対するものからの情報を
「正義」(たとえそ
れが誤っていたとしても)として盲目的に信じるのはどうかな?と
思います。
がん検診をして、
「異常なし
」という検査結果をもらうとアメリカ人は
素直に喜ぶのに日本人はなぜか「検査しなければよかった...」と後悔する人
が多いのだそうです。日本人はポジティブな事実とネガティブな嘘がある場合に
ネガティブな方を信じる傾向にあるのでしょうか?
「ものを怖がらなさ過ぎたり,怖がり過ぎたりするのはやさしいが,
正当に怖がることはなかなか難しい」寺田寅彦の言葉,
それでもやっぱり心配な人は、こちらのサイトはいかがでしょう?
放射線は「甘く見過ぎず」「怖がりすぎず」(長い記事なのでリンクにしました。)